パイゴウポーカーはメジャーになっていないようですが、オンラインカジノでプレイできるので、すでに遊んでいるプレイヤーも結構いらっしゃいます。ポーカーでありながらかつてないひと味違うゲームスタイルで密かに人気を得ています。
パイゴウポーカーが一般的なポーカーとの違いはハンドを2つに分けることです。プレイヤーに7枚カードが配られ、うち5枚を「ハイハンド」、残りの2枚を「ローハンド」と2つに分けて、それぞれディーラーと勝負します。
中国の「牌九」によく似ていて、従来のドミノに代わってトランプで遊べるようになったカジノゲームです。ディーラーと勝負するとなり、他のポーカーと比べて少し異なり、低リスクでゆっくりとした展開なので、世界中のプレーヤーがのんびりと楽しめます。また、配当は一定で手役に応じて、変化することがない特徴があります。
♠パイゴウポーカーのカードの強さ
カードの強さは数字の順番通りですが、「A」がカードの中で一番強いとなっていて、とても分かりやすいルールです。また、1枚だけ入っているジョーカーも含まれて使われ、「A」と同じ強さですが、「ワイルドカード」として利用する際、どのカードの代用することができます。したがって、通常のポーカーよりフラッシュやストレートなどの役が作りやすくなっています。ジョーカーを引くと様々な役を作成しやすく、かなり有利な立場になります。
※通常のポーカーの役以外に、4枚同じ数字のカードと1枚のワイルドカードで構成される「ファイブオブアカインド」という役があります。
♣パイゴウポーカー用語
用語 | 概要 |
---|---|
コール | 他のプレイヤーと同じ賭け金でベットする |
フォールド | ゲームを降りる |
ハイハンド | 7枚のカードを2つに分けて、5枚にしたハンド |
ローハンド | 7枚のカードを2つに分けて、2枚にしたハンド |
アンティ | ゲームに参加する際、最初にベットする賭け金 |
バンカー | プレイヤーがディーラーの立場になり、ゲームをプレイする |
♦パイゴウポーカーの流れ
❶チップを置く
まず、レイアウトの「アンティ/ベット」にチップ/賭け金を置きます。
❷カードが配られる
プレイヤーとディーラーにそれぞれ7枚のカードが配られます。7枚のカードで勝負がきまります。
❸7枚のカードを2つに分ける
7枚のカードを「5枚のハイハンド」と「2枚のローハンド」に分けます。
※「ハイハンド」と「ローハンド」両方とも勝てば配当がもらえるため、それぞれ勝利するように分ける必要があります。
❹-❶「ハイハンド」と「ローハンド」両方とも勝利した場合
プレイヤーが持っているハイハンドとローハンドはディーラーが持っているハイハンドとローハンドと勝負します。両方とも勝てば配当がもらえます。
❹-❷「ハイハンド」と「ローハンド」いずれか勝てば「引き分け」
ハイハンドとローハンドのいずれかが勝利で、残りの一方が負けた場合は「引き分け」となります。賭け金がそのまま返金されます。
❹-❸「ハイハンド」と「ローハンド」両方とも負けた場合
ハイハンドとローハンドの両方とも負けた場合は配当がもらえなく、賭け金も没収されてしまいます。
※通常のポーカーでは途中にカードを入れ替えることができますが、パイゴウポーカーではカードを入れ替えることが行われないので、最初に配られた7枚のカードでディーラーと勝負します。そのため、役を作るのは難しく、カードの強弱はとても重要になってきます。
♥パイゴウポーカーの配当
パイゴウポーカー全種類の配当が2倍のみなので、コツコツと勝ちを積み重ねる事が重要です。
♠パイゴウポーカーの役の種類
❶役は5枚の「ハイハンド」と2枚の「ローハンド」2つに分けられます。
❷配当はディーラーに勝てばもらえますので、役の良さには関係がありません。
❸最も強い役の「ファイブカード」以外は、通常のポーカーと同じ役で設定されています。
・「ワンペア」:2枚のカードが同じ数字
2枚のカードが同じ数字で揃ったら、「ワンペア」となります。また、ローハンドの場合は「A」のペアが最強のワンペアです。
・「ツーペア」:ワンペア×2組
「ワンペア」が2組あったら成立となります。また、ジョーカーはワイルドカードとしていずれかのペアに入ることは認められません。
・「スリーカード」:スリー・オブ・ア・カインド
3枚のカードが同じ数字で揃えば成立となります。ジョーカーを加えて「フォーカード」にランクアップすることは認められません。
・「ストレート」
5枚のカードの数字が全部連番になっている場合は「ストレート」となります。スートは揃わなくても構いません。しかし、「K~A」あるいは「A〜2」は繋がっていますが、「K~A〜2」と繋がってないので、「K、A、2、3、4」ではストレートが成立できません。
・「フラッシュ」
5枚のカードが全部同じスートでしたら「フラッシュ」が成立します。数字の組合せは関係ありません。5枚のカードに1枚だけが違ったスートの場合、ジョーカーがあれば「フラッシュ」を成立させることができます。
・「フルハウス」
2枚同じ数字のカード「ワンペア」と3枚同じ数字のカード「スリーカード」が組み合わせば「フルハウス」が成立します。
・「フォーカード」:フォー・オブ・ア・カインド
4枚のカードが同じ数字で揃えば「フォーカード」が成立します。
・「ストレートフラッシュ」
5枚のカードが同じスートに加えて、数字が連番になった場合、「ストレートフラッシュ」となります。5枚のカードに1枚が欠けている際、ジョーカーがあれば「ストレートフラッシュ」を成立させることができます。
・「ロイヤルストレートフラッシュ」
5枚のカードが「10、J、Q、K、A」の上にすべて同じスートになった場合、「ロイヤルストレートフラッシュ」が成立します。
・「ファイブエース」:ファイブ・オブ・ア・カインド
4枚の「A」と1枚のジョーカーを足した「ファイブエース」はハイハンドの中では最も強い役です。パイゴウポーカー独自のハンドで、「ロイヤルストレートフラッシュ」よりも強い役になります。
・「ハイカード」
どの役も成立できない場合は「ハイカード」となります。カードの数字によって、強さが決まります。
・ハイハンドの役名と概要
役名 | 概要 |
---|---|
ワンペア | 2枚カードが同じ数字 |
ツーペア | 2枚カードが同じ数字(+2セットの場合) |
スリーカード | 3枚のカードが同じ数字 |
ストレート | 5枚のカードが連続した数字 |
フラッシュ | 5枚のカードが同じスート |
フルハウス | ワンペア+スリーカード |
フォーカード | 4枚のカードが同じ数字 |
ストレートフラッシュ | ストレート+フラッシュ |
ロイヤルストレートフラッシュ | 「10、J、Q、K、A」+ストレート+フラッシュ |
ファイブエース | 4枚の「A」+1枚の「ジョーカー」 |
ハイカード | 最も強いカードで勝負する |
・ローハンドの役名と概要
※2枚のカードで構成されるローハンドは、「ワンペア」と「ハイカード」のいずれかとなります。また、「ワンペア」を作るのは難しいので、ローハンドで勝負するときは「ワンペア」を作れば、勝ちやすくなります。
役名 | 概要 |
---|---|
ワンペア | 2枚カードが同じ数字 |
ハイカード | 一番強いカードで勝負する |
♣パイゴウポーカーのルール
❶パイゴウポーカーはハンドの役で勝負するカジノゲームです。役がなかった場合はカードの強弱で勝負することになります。
❷「ハイハンド」は「ローハンド」より強い役でなければならないルールがあります。
「ローハンド」は「ハイハンド」より強い役になったとき、ファールであり、負けとなります。必ず「ハイハンド」が強い役を作ることを優先的に執行することが重要です。
❸ディーラーとプレイヤーが同じハンドであれば、ディーラーの勝ちとなりますので、要注意です。
♦パイゴウポーカーの攻略法
❶2枚のカードで構成される「ローハンド」を負けないように組み合わせる
パイゴウポーカーは「ハイハンド」と「ローハンド」両方とも勝たなければ配当がもらえません。そのため、重要なポイントは5枚のカードの「ハイハンド」で勝つよりも「ローハンド」で負けないことです。
❷「バンカープレイ」で有利な状況を作ろう
パイゴウポーカーには「バンカープレイ」というシステムがあります。一定の手数料を払えば、プレイヤーが胴元の立場になれ、「バンカー」としてディーラーと勝負することができます。
基本的なルールは通常通りですが、「バンカープレイ」で一番有利なのは結果が「コピーハンド」になった場合はバンカーが勝つことになります。「コピーハンド」とはプレイヤーとディーラーが同じハンドの場合を指します。通常ならば、「コピーハンド」になった場合、ディーラーの勝ちとなりますが、「バンカープレイ」ならプレイヤーの勝ちとなります。特にローハンドのコピーハンドが出やすいので、バンカープレイでプレイすればゲームの優位性は変わってきます。また、バンカーはカードをどこから配り始めるかを指定することができ、配られるはずのカードを予想しながら、戦略的な順番を作ることが可能です。